事例:地方中規模民間病院 DX推進による院内の業務効率化
クライアント概要
これまで院内で業務改善を積極的に推進されており、さらなる業務効率化を検討するべく、外部の視点を取り入れたいとご希望。課題を洗い出すヒアリングが重要だと感じていたところ、無償で実施するロボフィスに注目、ご相談
導入背景
先行して情報システム部でRPAを導入。しかし現場でRPAが普及せず、「現場で使いこなせるRPA」の導入に対してご要望をいただく。また複数部門でのRPA導入検証も行いたいとのご相談。
ヒアリング結果
7部署45業務分の洗い出しを実施。「レセプト(診療報酬)請求内容の修正作業」「未収金者リストの作成」など浮き彫りになった課題から着手。
改善例:レセプト請求(外来患者)内容の修正作業
課題:外来患者のレセプト請求データに月3,200件以上の修正が発生し、毎月月初は修正作業で医事課担当が残業している。修正内容の多くは摘要内容※・傷病名の記載漏れ。また、入力ルールが属人化している。
※レセプトデータ内の摘要欄に記載された内容のこと。検査内容などが記入されている
改善案
頻出する修正パターンをまとめ、RPAを活用して修正
改善前
改善後
改善効果
- 残業時間の削減。計4,800時間(年)を削減
- 人的ミスを削減し、業務品質を向上
- 業務の可視化・標準化
今後の展望
事例については、システムや法律の改正(診療報酬改定など)にも対応して、継続的な業務効率化が定着している。今後は外来患者だけでなく入院患者のレセプト業務の改善なども検討していきたい。
同時に、院全体では他の洗い出された業務の自動化も進めている。
使用ツール
WinActor