事例:地方市役所 業務改善の推進
クライアント概要
地方市役所。職員数約1,500名。
導入背景
ふるさと納税など業務が増加傾向にある中で、職員数は横ばい状況。そのため、ITの活用による業務効率化を図るべくRPAを導入した。導入後に多くの課題を発見し、その対応・対策を行いたいとのご相談。また、課題をクリアしたうえで新たな課でも業務改善を検討。
導入後の課題
- 担当者を配置しているが、人材育成ができていない。また、そのノウハウもない
- ライセンス管理や野良ロボット対策ができていない
- マニュアルの質に差がある
- 他社で導入したシナリオだと、追加や変更があっても対処が難しい
ヒアリング結果
新たに業務改善候補に挙がった課にヒアリングした結果、いずれの業務にも自動化可能な業務があった。また、職員の意識も前向きであった。
改善例① 介護認定業務の改善
課題:稼働時間を削減したい。また、全体的に業務を見直して効率化したい。
改善前
改善後
改善効果
- 約140時間(年)を削減
- 業務シフト(人材配置転換)による価値創出
- 人的ミスを削減し、業務品質を向上
- 業務の可視化・標準化
今後の展望
務を整理する中で、不必要に分かれていたExcelファイルを統合し、マクロによる自動化を図った。
また、コンサルタントのアドバイスにより、グループウェア上にデータを共有するようにしたところ、複数人で同時作業が可能になり、情報の共有化にもつながった。
本件をきっかけに、ツールの導入にこだわらない業務改善が可能であることを体感し、他部署にも展開を予定。
使用ツール
WinActor
改善例②:業務改善思考の定着
課題:人材育成、および業務改善に対する積極的な姿勢の醸成
実施効果
これまでRPAに関わったことのなかった3部署にて、RPA担当者を設置。業務自動化を内製するようになった。